6 Minute English
Too much sugar
EPISODE 171026 / 26 OCT 2017


あなたは自分がどれだけ甘いものを食べているか本当に知っていますか? ニールとロブは砂糖について話し、皆さんに魅力的な新しい語彙をいくつかお教えします。

[台本]

ロブ:僕はロブ。6 Minute Englishへようこそ。今日の我々には甘い話題と6個の魅惑的な語彙があります。

ニール:こんにちは、僕はニール。私達は砂糖について話すつもりですが、それは多くの人にとって魅力的です。しかし、どれくらいだと多すぎるんだろう、ロブ?

ロブ:分からないよ、ニール。願わくば、それが理解できるようになればいいんだけど。でも認めざるを得ないのは、僕は甘党なんだ。その意味は、甘いものが好きってこと!

ニール:僕もだ。でも最近ニュースでいつも目にしている物と言えば、人は砂糖を食べ過ぎだということ。一つの重要な原因は、砂糖は時として加工食品に隠されていることだ。

ロブ:'Processed food'とは、何らかの手が加えられた食品全般のこと。冷凍したり、缶に詰めたり、食品を混ぜ合わせたり化学物質を加えたり。実際、我々が食べている砂糖の一部は、健康に良いと思っている食品の中に隠されています。例えばヨーグルトとか、低脂肪のお菓子とか果汁飲料など。

ニール:食品の包みの裏にある情報を確認してるかい、ロブ? 何が入っているか知るために。

ロブ:うん、見てるよ。でもすごく分かりにくいことがある。情報がやたら多くて。それに、ある物がどれくらい多いと悪いのか、いつもはっきり分かってる訳じゃない。

ニール:で、それが今日のクイズ質問へとつながります。これが分かりますか。もし食品に100グラム当たり5%の糖類総量が含まれていたら、それは…
a) 糖分が多い
b) 糖分が少ない それとも
c) 中程度の範囲内?

ロブ:少ないにするよ、ニール。

ニール:よし、では後ほど確認しよう。食品の中には、情報の理解を助けるために包装が色分けされているものがあります。そうだろ? 赤色は砂糖、塩、あるいは脂肪が高水準。オレンジ色は中程度。そして緑は少ない。

ロブ:それは役立ちそうだ。何が良くて何が悪いのか、それなら一目で理解できる。

ニール:'At a glance'とは、ちらっと見ること。ではここで、BBCの記者ラジーブ・グプタが英国のチェスターで男性に取材している様子を聞こう。無脂肪ヨーグルトの容器にどれくらいの砂糖が入っているか推測してもらっている。

[挿入]
ラジーブ・グプタ 記者がチェスターの男性に取材している
記者:私の目の前に、実際にヨーグルトの容器があります。ここには「脂肪分ゼロ」と書かれていて、とても健康的だとして売り込まれてきました。もしこれにどれくらいの砂糖が入っているかと私が聞けば、あなたはなんと答えますか…。カップの中の量は?
取材されている人:小さじ2、3杯分かもしれないと考えるような気がします。だってほら、この手の製品にどれだけ砂糖が入っているかはかなり予想外だったりするんじゃないですか?
記者:えー、ヨーグルトの容器のおよそ3分の1が実のところ砂糖なんです。
取材されている人:正直に言って、スゴイ驚きですよ、それは。見ただけじゃ夢にも思いませんでした。これの3分の1が砂糖だろうだなんて。「これは無脂肪です」って書いてありますし。

ニール:つまりこのヨーグルトは'fat-free'で、それは脂肪がまったく含まれていないこと。この男性は、ヨーグルトには茶さじ2杯分の砂糖が入っているかもしれないと考えました。

ロブ:その通り。もし何かが'sugar-free'なら、それは一切砂糖が入っていないこと。でもこの例では、ヨーグルトの中身の3分の1が砂糖だったんだ。それは、僕には、恐ろしい多さに思えるよ。僕のような甘党の人間にとってさえも!

ニール:よしでは、グンター・クーヌレ博士の話を聞こう。博士はレディング大学の栄養生化学者だ。

[挿入]
グンター・クーヌレ博士 英国レディング大学の栄養生化学者
一つ問題だと私たち、栄養学者が、考えているのは、この手の、単一の食品に集中することです。ある時のそれは、脂肪を何としてでも避けねばならないでした。今それは砂糖に向かっているようです。砂糖は悪魔のごとく見られ、人々はそれを麻薬か何かと結びつけています。これは間違った方針だと思います。人間は、そう、バランスの取れた食事を取る必要があります。食事を楽しむこともまた重要で、片方の面や一側面、また個々の栄養素に過度に集中することは本当にしないでいただきたい。

ロブ:もしあなたが何かを'at all costs'で避けるなら、それを避けるためにできることは何でもすること。そして'demonise'の意味は、誰かや何かをものすごく悪く見せようとすること。

ニール:クーヌレ博士の考えでは、こんな風に一種類の食品を完全に断つことは、それが脂肪であれ砂糖であれ、間違っています。人はバランスの良い料理を食べるべきで、食を楽しむ必要があると彼は考えています。

ロブ:それはとても賢明に思えるよ。さあ、今日のクイズ質問の正解を教えてくれないだろうか、ニール?

ニール:思い出させてくれてありがとう、ロブ。僕の質問は、もし食品に100グラム当たり5%の糖分総量が含まれていたら、それは… a) 糖分が多い b) 糖分が少ない それとも c) 中程度の範囲内? 君は少ないと言ったけれど…、それは…、正解! お見事!

ロブ:ありがとう。

ニール:もし食品に含まれる糖分総量が100gあたり22.5%以上なら、それは高水準に分類される。

ロブ:なら多分、5から22.5%の間なら、それは中水準の範囲なのだろう。

ニール:正解! よし、今日耳にした言葉を復習してみようか?

ロブ:いいよ。まず最初は、もしあなたが‘sweet tooth’なら、甘いものが好きということ。例えば「ウチの甥っ子は甘いものに目がない。ビスケットやお菓子をあまりにたくさん食べる」

ニール:彼の歯医者は嬉しくないだろうな! 2番目は‘processed food’。これは何らかの方法で加工されたあらゆる食品のこと。凍らせたり、缶に入れたり、あるいは食品を組み合わせたり化学物質を足したり。

ロブ:例えば「ソーセージの肉は高度に加工されている」

ニール:なんてことだ、知らなかったよ。僕はソーセージが大好きなんだ!

ロブ:3っつ目。‘at a glance’。意味は、ざっと見ること。

ニール:例えば「一目見て分かったよ。僕はあのレストランの料理は好きじゃないと」

ロブ:‘Fat-free’の意味は、それには一切脂肪がないこと。例えば「このヨーグルトを買ったよ。だって脂肪分ゼロってラベルに書かれてるから」

ニール:なるほど。でもその3分の1は砂糖だったって気付いたかい! 先に進もう。もし何かを‘at all costs’で避けるなら、避けるためにできることは全てやるということ。例えば「この試合はどんな犠牲を払ってでも勝ちたい」

ロブ:君がそんなに負けず嫌いとは知らなかったよ、ニール! そして最後は‘demonise’。誰か、何かを非常に悪く感じさせること。

ニール:「政治家は対立相手を悪魔扱いすべきでない」

ロブ:でも彼らはよくそうしてるよね、そうじゃない? よし、では、今日の番組の時間はこれでお終いです。でも、どうか我々のインスタグラムやツイッター、フェイスブック、ユーチューブのページを見てください。

ニール:またすぐ番組に参加して下さい! それまでの間は、我々のウェブサイト、bbclearningenglish.comに来てください。そこには文法の手引き、練習問題、動画や読む記事があります。皆さんの英語を上達させて下さい。さようなら!

ロブ:じゃあね!

[ノート]

really:実際には・実のところ・本当に・明らかに・全く
sweet stuff:甘いもの・菓子
stuff:物・シロモノ・物事・素質・材料
sugar:砂糖・糖類・砂糖スプーン一杯
tempting:魅力的な・魅惑的な・心をそそる

have got:=have
topic:話題・主題・テーマ
be going to:~しそうである・~することになっている・~するつもりである
be talking:(なぜbe talkingなんだろ?)
find:(ここでは)気付く・~だと感じる・思う
例文find ~ beautiful:~が美しいと思う
hopefully:願わくば~だといいが・できれば
we’ll be finding that out.:(訳に自信なし)
find out:見いだす・解明する・理解する・明らかにする・気付く・見破る・答えを出す・謎を解く
admit:認める・承認する・入ることを許す
though:だけれども・でも・しかし
sweet tooth:甘いもの好き・甘党・甘いものに目がない
sugary:甘い・砂糖が多く入った・糖分の多い
always:いつも・常に・ずっと・必ず・絶えず・始終
factor:要素・要因・因子・原因
hide:隠す・秘密にする
processed food:加工食品
food:食品・食料・食事
in some way:何らかの・何とかして・何らかの形で
freeze:凍らせる・凍結する
tin:錫・缶
combine:混ぜ合わせる・結び付ける・組み合わせる・まとめる
chemical:化学薬品・化学物質
think of A as B:AをBだと考える
healthy:健康な・健全な・健康に良い・健康的な
yoghurt:ヨーグルト
low fat:低脂肪の
snack:軽食・おやつ・間食・菓子
check:検査する・確認する・照合する
packet:包み・箱・袋・小包
can be:~になり得る・~になることがある
例文can be very stressful:強いストレスになることがある
confusing:混乱させる・分かりにくい・紛らわしい・ややこしい
sure:確信して・自信がある
例文what does seem sure is that:かなり確かなことは・かなりはっきりしていると思われることは
certain:(ここでは)ある・特定の・一定の・例の
bring:持って行く・連れてくる・もたらす
onto:~の上へ
contain:含む・収容できる・入っている
total:合計した・総計の・全体の
per:~につき・~ごとに
somewhere in:~のどこか
food product:食品
colour coding:色分け・色識別
packaging:梱包・包装・荷造り
sounds:~に聞こえる・~に思われる
helpful:役立つ・有益な・有用な
at a glance:一目で・一見して・一瞥して・即座に
quick look:パッと見る・素早く一瞥する・ざっと見る
reporter:記者・レポーター
Rajeev Gupta:BBC Producer / Reporter at BBC Radio 4(本人のtwitterから)
interview:対談する・面接する・取材する・インタビューする
Chester:チェスター (Chester) は、イギリス、イングランド北西部チェシャーの中心都市。ディー川沿い、ウェールズとの境に位置する。イギリス国内では最良の状態で現存する城郭都市のひとつである。人口は約8万人。都市としての始まりは、西暦79年頃、当時ブリテン島を支配していたローマ人がウェールズとの戦争に備えて基地を建設し、定住したことである。(wikipediaより)
ask someone to guess:~を人に当てさせる・人に~を推測するように言う
guess:推測する・想像する・言い当てる・~だと思う
pot:深鍋・ツボ・湯沸かし器・鉢・皿・容器
say:(ここでは)~と書いてある
fat-free:脂肪を含まない・無脂肪の
actually:実際に・本当は・本当に・実は・実のところ
market:市場で売る・売り込む・市場に出す
quite:相当・かなり・すごく
I was to say:(be toが何なのか分からない)
例文if someone was to continue to be the leader in:もし引き続き~のリーダーであり続けるならば
quantity:量・分量・数量
tub:たらい・桶・容器・内容物
例文tub of ice cream:1カップのアイスクリーム
Interviewee:インタビューされる人・面接を受ける人
I’d probably think maybe a couple of teaspoonfuls, you know, it’s quite surprising how much is sugars in all these products, isn’t there?:(訳に自信なし。この人は「a couple of teaspoonful」を意外なほど多いと言っているのか? それくらいしか入っていないと思いがちだが、もっと驚くほど多いかも、と言っているのか?)
probably:おそらく・きっと・十中八九・かもしれない
maybe:かもしれない・もしかすると
a couple of:2~3・数個
teaspoonful:ティースプーン一杯分の
You know:ご存じでしょうが・当たり前ですが・あのね・ところで・いいかい・~ですよね・えー・あのー・ほら・~じゃない
surprising:驚くべき・意外な・予期しない
third of:~の3分の1
To be honest:正直に言うと・率直に言えば・正直なところ
amazing:すごい・驚くほどの・素晴らしい
never would have:絶対~しなかったでしょう
例文never would have guessed:思ってもみなかった・想像だにしなかった
例文never would have thought that:とは意外である
would have been sugar:(文法的によく分からない)
just by:~するだけで
content:内容物・中身・項目
awful lot:非常に多くの
例文awful lot of money:ものすごい大金
awful:大変な・恐ろしい・ひどい・嫌な・すさまじい
Dr Gunter Kuhnle:Associate Professor(レディング大学のサイトから)
Nutritional Biochemist:栄養生化学者
Reading University:レディング大学(英語: University of Reading)は、イギリス、バークシャーのレディングにある公立大学。1892年にユニバーシティ・カレッジ・レディング(University College, Reading)として創立され、1926年にジョージ5世から大学勅許状(ロイヤル・チャーター)を受けた。(wikipediaより)
nutritionist:栄養学者・栄養士
sort of:多少・ある程度・~みたいな・~のようなもの・一種の・ある種の・どちらかといえば
of this sort:この手の
focus on:焦点を合わせる・重点を置く・集中する・重視する
individual:<名詞>個人・人・人間・一人の人・<形容詞>個人の・個々の・単一の・独自の・個性的な
at one time:かつては・昔・ある時には・一度に・同時に
avoid:避ける・防ぐ・回避する
at all costs:いかなる犠牲を払ってでも・是が非でも・何としても・どんなことをしても
towards:=toward・~に向かって・~の方へ
demonise:悪魔扱いする
demonised:悪魔視される
link:結びつける・つなぐ・関連付ける
drug:麻薬・薬物
and so on:など
wrong way forward:(訳に自信なし。forwardの意味合いが不明)
forward:前へ・先に・前方に・将来に・進歩して
balanced:バランスの取れた・均衡のとれた
diet:食事・食生活・食習慣・ダイエット
extreme:極度の・極端な・行き過ぎた
one side:一面・一側面・片側
aspect:様子・外観・容姿・側面・解釈・角度・見地・見方・面・側・向き
nutrient:栄養素・養分・栄養
totally:全く・すっかり・完全に・とても
cut out:切り取る・切り離す・省く・やめる・断つ・よす
sensible:思慮深い・良識のある・賢明な・妥当な・合理的な
remind:思いださせる・気づかせる
Well done:うまい・お見事・素晴らしい
classify:分類する
go over:調べる・捜索する・練習する・繰り返す・復習する
First up:まず最初は
nephew:甥
far:はるかに・大いに
biscuit:ビスケット・スコーン
sweet:甘い食品・菓子
dentist:歯科医
be pleased:喜ぶ・嬉しく思う・満足して
sausage:ソーセージ・腸詰
Oh dear:あら・まあ
big fan:大ファン・熱心な愛好家・大好きだ
tell:言う・話す・見分ける・分かる
例文tell a lot about one's character:人柄がよく分かる
label:ラベル・名札・ブランド
Aha:へえ・ははぁ・分かった・なるほど・そうか
realise:気付く・理解する・実感する・実現する
Move on:先に進める・進歩する・話題を移る
game:試合・競技・遊び・ゲーム
competitive:競争の・競争の激しい・競争心の強い・負けず嫌いな・競争力の強い
finally:最後に・やっと・ようやく
Politician:政治家
opponent:対戦相手・敵・反対者
that’s all:以上です・これで終わりです・それが全てだ・ただそれだけだ
have time for:~する時間がある・~に時間を割く
check out:良く調べる・調査する・照合する・点検する
Join:合流する・つながる・付き合う・落ち合う・加入する・参加する
Meanwhile:その間の時間・それまでの間・当面・さしあたって
guide:案内者・手引書・ガイド・案内
grammar:文法
exercise:運動・稽古・体操・練習・訓練
例文end-of-chapter exercise:章末の練習問題
article:記事・論文・条項・品物
improve:改善する・向上させる・高める・伸ばす
p05hwj0q
3分の1って、重さの? そんなに砂糖なの?