The English We Speak
Cancelled
EPISODE 200803 / 03 AUG 2020


[要約]

ある催し物が「中止」された場合、それはもう行われなくなりますが、この言葉には新しい意味があります。ロブは、世間で名を知られた生活をしている人が、その振る舞いの為にどう'cancel'されるのかをこれから理解するところです。The English We Speakをよく聞いてください。

[台本]

フェイフェイ:こんにちは。この番組は The English We Speakで、ご一緒するのは私、フェイフェイ…

ロブ:…そしてこんにちは。僕、ロブだよ。

フェイフェイ:ねぇロブ、何だ少しうんざりしているようだけど。

ロブ:そうなんだ。来週、「ロイの転がるビスケット」を見に行くチケットを持っていたのに、今やそのライブは中止になってしまったんだ。

フェイフェイ:取り止めになる。計画された活動がもう起こらないという意味ですか? まぁ、今は多くの物事が取り止めになっていますよ。

ロブ:でもこれは「ザ・ビスケット」だったんだよ。ほら、史上最高のバンドさ!

フェイフェイ:実はロブ、率直に言って、彼らのことはとっくの昔に見限りました。

ロブ:何だって?! チケットを持っていたのにそれをキャンセルしたのかい?

フェイフェイ:いいえロブ、これは‘cancelled’のもう一つの意味です。私はこのバンドの歌の汚い言葉遣いが好きではなかったので、応援するのを止めたのです。私は彼らに「見切りをつけた」。

ロブ:ほぉ!

フェイフェイ:そうです。誰かのことを見限る時には、その人たちのすることや言うことに賛成せず、支持したり奨励するのを止めます。これは特に有名人に関係しています。つまり誰かのことが好きでないなら、切り捨てましょう!

ロブ:分かったよフェイフェイ。いくつか例文を聞いてみよう…

[例]

私は地元市長の強力な支持者だったんだ、彼が迂回道路の建設に同意するまではね。彼のことはもう見切りをつけた。

大好きだった歌手が気候変動懐疑派の歌を歌い始めた。僕に関する限り、彼女は見捨てられている!

「切り捨て文化」とは、ソーシャルメディア上で有名人を辱めてもよいという意味だ。彼らが論議を呼ぶような考えを持った時にはね。

フェイフェイ:この番組は BBC Learning Englishがお送りしている The English We Speakで、私たちが話をしているのは「見限った」という単語の新たな意味についてです。誰かに「見切りをつける」の意味は、誰かを支持したり誰かに従うのを止めることです。特に著名人のことを、その人が言ったりしたことが理由で。それは「見限り文化」としても知られています。

ロブ:つまり君は「ロイの転がるビスケット」を応援するのを止めてしまい、僕のライブは中止になった。じゃあ僕はこれから何をすればいいのかな?

フェイフェイ:うーん…、あなたが好きな他のバンドのチケットを買ってみるというのはどうでしょうか?

ロブ:「ザ・バナナズ」の? いやいや、彼らの事は見切りをつけているんだよ。だって彼らのチケットはいつも高額すぎるからね。

フェイフェイ:あらあら、ロブ、どうやら家で静かな夜が過ごせそうですね。じゃあね。

ロブ:君は今夜何をするのかな、フェイフェイ? さよなら。

[ノート]

event:出来事、事件、行事、催し物、イベント
cancel:取り消す、中止する、取りやめる、打ち切る、キャンセルする
happen:起こる、発生する、降り懸かる
anymore:もはや(~しない)、今後は(~しない)、もう(~しない)
be about to:まさに~しようとしている
find out:見いだす、解明する、理解する、明らかにする、気付く、見破る、答えを出す、謎を解く、調べる
someone in public life:(訳に自信なし。台本で特に公人に限った話ではないので、訳を変えた。)
public life:公人としての生活、一般の生活
action:活動、行動、行為、振る舞い、動き、動作

be fed up:飽き飽きしている、うんざりしている、こりごりだ、あきれる
Roy’s Rolling Biscuits:(以前に「既読スルー」「スゴイ」二度登場した謎のバンドは'Rob’s Rolling Biscuits'だった。今回はロブだとややこしいからロイに代わったのか?)
gig:演奏会、コンサート
planned:計画された
activity:活動
at the moment:現在のところ、今のところ、今は、ちょうど今、目下、当座は、当面 
you know:ねえ、あの、ところで、ていうか、えー、ほら、~でしょ?、~だよね
best ever:これまでで最高の
to be honest:正直に言うと、率直に言えば、はっきり言って、正直なところ
cancel:(辞書サイトでは見つかりませんでしたが、誰かのことを「否定する、却下する、拒否する、捨て去る、認めない、受け入れられない、いらない」といった意味合いのようです。有名人の言動が炎上してバッシングを浴びて評判や人気を落とす、といった際に使うようです。あるサイトでは'cancelled'の訳として「アイツないわ~」という日本語が紹介されていました。)
a long time ago:ずっと前に、ずっと以前に、とっくの昔に
bad language:悪い言葉、下品な言葉遣い、汚い言葉、毒舌
support:支える、支援する、援助する、後押しする、応援する
agree with:同意する、賛成である、一致する、合う
promoting them:(良い訳は奨励か宣伝か?)
promote:促進させる、助長させる、奨励する、宣伝する、推し進める
particularly:特に、とりわけ、特別に
relate to:関連している、~に関わる
celebrity:有名人、著名人、名士
big supporter:強力な支持者
local:地元の、特定の場所の、現地の、その地域の、一地方の
mayor:町長、市長
agree to:~に同意する、合意する
by-pass:バイパス、迂回道路
favourite:お気に入りの、大好きな、好みの
anti-climate change:(ここの'anti'は「気候変動に反対する」ではなく「地球温暖化説に否定的」=そんなことは起きていない派、という意味だろうと推測)
anti:反対の
climate change:気候変動、地球温暖化
as far as:~の範囲までは、~に関する限りは
As far as I'm concerned:私に言わせれば、私の意見では、私としては、私に関する限り
concern:関係する、関与させる
'Cancel culture':(「有名人相手の'cancel'が頻発するような世間の風潮、ムード」という意味かと推測)
culture:文化、行動様式、思考様式、気風、風潮、やり方、慣習
shame:恥ずかしい思いをさせる、恥じ入らせる、面目をつぶす、名誉を傷つける、辱める
controversial:議論を引き起こす、論議を呼ぶ、論争の的になる、物議を醸す
opinion:意見、見解
a new meaning (-to)(+of) the word:(音声には'to'はなく'of'がある)
follow:従う、ついて行く、守る、たどる、倣う、信奉する、模範とする
public figure:よく知られた人、著名な人物、有名人、公的な人物、公人
what am I going to do now?:(訳に自信なし) 
what about:~してはどうですか?、~はどうですか?、~はどうだろう、~はいかが?
try to:~しようとする、試みる
tickets for that:('that'は何?)
get a ticket:チケットを買う、入手する、手に入れる
The Bananas:実在するのか?
I’m cancelling them:(訳に自信なし)
Oh dear:あら、まぁ
look like:ように見える、ように思われる
having a quiet night in:('in'は何?→コメント欄参照)
have a ~ night:~な夜を過ごす
例文have a sleepless night:眠れぬ夜を過ごす
in:自宅で、在宅で、職場にいて
例文I had a fever and stayed in for the day.:熱があったので家に1日いた。
p08m26j1
'Biscuit'に'Banana'。脚本担当の人は食いしんぼか?