The English We Speak
安くてうれしい

Episode 160112 / 12 Jan 2016


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[要約]

ニールとリーはクリスマスに貰ったプレゼントについて話しています。リーはプレゼントを 'cheap and cheerful'  と説明しているの一方で、ニールは奥さんから貰ったスマートウオッチのことを 'cheap and nasty' と言っています。これらの表現はどういう意味なのでしょう?

[台本]

リー
:ハイ、The English We Speakへようこそ。私はリー、そして今日私と一緒なのは同僚のニールです。


ニール:みなさんこんにちは。リー、クリスマスはどうだった? 素敵なプレゼントをたくさん貰った?


リー:それはもう、たくさん。本当に高額なものはなくて、すべて安くてうれしいものばかり。


ニール:あぁ、それはいい言い回しだね。何かのことを「cheap and cheerful」だという時、それは高価な商品ではないけど役に立つ、という意味。買った人は、その商品で喜んでいる!


リー:そう、だからこれは肯定的な成句です。では、この言い回しがどう使われているのか、いくつか例を聞きましょう。


[例]
彼女は、安くてうれしいプレゼントの買い物を楽しんでいます。
彼は、子供向けに安くてうれしいおもちゃのデザインをして大金を稼いだ。


リー:とても巧みに小さな贈り物をデザインする人もいます。この素敵なブレスレットを見て。実はこれ、USBスティックなのよ!


ニール:わぁ。それで妻が私に買ってくれたスマートウオッチの事を思い出したよ。一週間もたたずにバッテリーが完全にダメになって! あれは使い物にならなかった。


リー:あらまぁ! 粗悪品だった時は、別の言い回しを使います:「安かろう悪かろう」! いくつか例を聞いてみましょう:


[例]
この店にある物は、どれも安かろう悪かろう。何も買ってはいけません。
私の彼は、とてもケチ。二人で泊まったホテルは安かろう悪かろうだったので、お勧めできません。


ニール:正直に言って、オンラインショッピングは好きじゃないんだ。見た目が素晴らしい写真に騙されかねないから。


リー:わかる。みんな、安くてうれしい物を買ってお金を節約しようとするけれど、結局その商品は安かろう悪かろうだとわかって、お金を無駄にする結果に終わることが多いのよね。


ニール:安かろう悪かろうな品が好きな人はいないけど、今日習った二つの言い回しはみなさんに気に入ってもらえると思います。


リー:じゃあね!


ニール:バイ!


[ノート]
whereas:~であるのに対して、~である一方で
loads:loads of で、どっさり・多数
cheap and cheerful:お値打ち品とかお手頃、みたいな感じでしょうか?
cheerful:陽気な・愉快な
serves its purpose:役に立つ・間に合う・目的にかなう
clever:ここでは、器用な・上手な・巧妙な
USB stick:多分、USBメモリーなんでしょうね
cheap and nasty:安かろう悪かろう 
nasty:不潔な・不快な
stingy:ケチ
be fooled by:~に騙される
can easily:多分・~しがち
end up:結局~になる・~なハメになる
turn out to be:結局~であることがわかる・~な結果になる
Cheers!:文脈で、ありがとう!だったり、さようなら!だったり

ネットショッピングが「wonderful-looking pictures」に騙されがち、なのはどこも同じですね。