AS IT IS
Worldwide Deaths from Coronavirus: More than 1 Million
September 29, 2020


コロナウイルスによる死者が世界全体で100万人を超えたという記事。

The World Health Organization (WHO) said the number of one million deaths from the coronavirus was “a very sad milestone.”(世界保健機関(WHO)は、コロナウイルスによる死亡者の100万人という数は「非常に悲しい節目」であると述べた。)

The one million number was recorded late Monday by Johns Hopkins University’s Coronavirus Resource Center. But it is almost certainly a large undercount because of problems with testing as well as reporting by some countries.(100万人という数字は、ジョンズホプキンス大学のコロナウイルス情報センターによって月曜日の夜遅くに表示された。しかしこれは、一部の国の検査や報告に問題があるため、ほぼ確実に大幅な過小評価だ。)

The number continues to increase as nearly 5,000 deaths are reported each day on average. Parts of Europe are getting hit by new outbreaks. Experts fear a second wave in the United States where more than 205,000 people have died from COVID-19, more than any other country.(毎日平均して5,000人近くの死者が報告されているため、この数は増加を続けている。ヨーロッパの一部は新たな流行に見舞われている。専門家は合衆国での第二波を恐れている。同国では20万5,000人以上がCOVID-19で既に亡くなっており、それは他のどの国よりも多い。)

The deaths include people like Joginder Chaudhary. The son of farmers, he became the first doctor from his village in central India. The virus killed the 27-year-old Chaudhary in late July and his mother a few weeks later.(死者の中にはJoginder Chaudharyのような人も含まれている。農民の息子である彼は、インド中部にあるその村の出身者で初めて医者になった。ウイルスによって27歳のChaudharyは7月下旬に死亡し、その数週間後に彼の母親が亡くなった。)

It is greater than the yearly number of deaths from AIDS, which last year killed about 690,000 people around the world. It may grow larger than the number of yearly deaths from tuberculosis, about 1.5 million.(これはエイズによる年間死亡者数を上回っている。この病気では昨年、世界全体で約69万人が死亡している。更に、結核による年間死亡者数である約150万人よりも多くなる可能性もある。)

関連する日本語での記事を一つ紹介しておきます。BBC日本語版から、

一部引用すると、
感染症の世界的な大流行は、新型コロナウイルスの前にも繰り返し発生し多くの人が亡くなってきました。
アメリカのCDC=疾病対策センターによりますと、およそ半世紀前の1968年に起きた「香港かぜ」と呼ばれるインフルエンザのパンデミックでは、世界で100万人が亡くなったと推計されています。
また、1957年に起きた「アジアかぜ」と呼ばれるインフルエンザのパンデミックでは、世界で110万人が亡くなったと推計されています。
さらに、20世紀に最も大きな被害をもたらしたインフルエンザのパンデミックは、1918年から19年にかけて大流行した「スペインかぜ」で、世界で少なくとも5000万人が亡くなったと推計されています。
うーん、「スペインかぜ」は別格ですが「香港かぜ」「アジアかぜ」の被害は越えてきましたね。



AS IT IS
‘Hero’ Rat Receives Award for Searching out Landmines
September 28, 2020


嗅覚を使って地中の地雷や不発弾を見つける「英雄ネズミ」を紹介する記事。

For the first time, a rat has won a British aid group’s top award for animal bravery. The animal is being honored for its work searching out unexploded landmines in Cambodia.(史上初めて、英国の援助団体による動物の勇敢さをたたえる最高の賞を一匹のネズミが受賞した。この動物は、カンボジアで不発地雷を探し出す作業で栄誉を与えられた。)

The award winner is an African giant pouched rat named Magawa. British charity PDSA gave its Gold Medal to Magawa for his “lifesaving bravery and devotion to duty.”(受賞したのは、マガワという名のアフリカオニネズミだ。英国の慈善団体PDSAは、その「命を救う勇気と義務に対する献身」によって、金メダルをマガワに授与した。)

Magawa was trained by a Belgian organization that has been teaching rats to find landmines for more than 20 years. The group, APOPO, aims to help clear mines left behind from wars and conflicts. It works with programs in Cambodia, Angola, Zimbabwe and Mozambique.(マガワはベルギーの団体によって訓練されている。この団体は地雷を見つけるために20年以上にわたってネズミを訓練してきた。このAPOPOという団体の目的は、戦争や紛争で置き去りにされた地雷の撤去を支援することだ。同団体はカンボジア、アンゴラ、ジンバブエ、モザンビークでの取り組みに協力している。)

Magawa is the group’s most successful rat. He has cleared more than 141,000 square meters of land over the past four years.(マガワはこの団体で最も成果をあげているネズミだ。このネズミは過去4年間で14万1,000平方メートル以上の土地の地雷を除去した。)

APOPO says that more than 60 million people in 59 countries continue to be threatened by landmines and unexploded weapons. In 2018, landmines and other remnants of war killed or injured 6,897 people, the group said.(APOPOによれば、59か国で6,000万人以上の人が、地雷やまだ爆発していない兵器の脅威にさらされ続けている。2018年には、地雷やその他の戦争による残留物によって6,897人が死亡または負傷していると、同団体は述べている。)

APOPO noted on its website it currently has 45 rats looking for landmines and 31 searching for the disease tuberculosis in Africa and Asia.(APOPOのウェブサイトによれば、現在同団体には、アフリカとアジアで地雷を探しているネズミが45匹、そして病気の結核を探しているネズミが31匹いる。)

最後のパラグラフですが、WikipediaのAPOPOの項によれば、
「地雷探知事業での成功を背景に、アフリカが抱える別の問題にも、ネズミの嗅覚を活用する取り組みが進められている。サブサハラ地域において年間200万人が亡くなると言われる結核である。」「訓練されたネズミが人間の唾液中から結核菌を発見するというものであり、病院から集められた唾液サンプルの上をネズミが歩いて判断する」
のだそうです。

関連する日本語の記事を二つ紹介しておきます。AFP-BBから、

一部引用すると、
ベルリンの慈善団体「APOPO」による訓練を受けたマガワはカンボジア北部シエムレアプ(Siem Reap)で活動し、地雷39個と不発弾28個を発見。同団体の最も優秀な「英雄ネズミ」となった。
(中略)
 マガワの出身地、タンザニアで行われた爆発物に含まれる化学物質を探知する訓練では、探知に成功すると、マガワには好物のバナナやピーナツのごちそうが与えられた。
もう一つ、BBC日本語版から、

一部引用すると、
Apopoによると、タンザニアで生まれて訓練を受けたマガワは体重が1.2キロ、体長は70センチ。ほかのネズミと比べるとかなり大きいが、それでも地雷の上を歩いても爆発させない大きさだ。
(中略)
マガワは、テニスコートほどの範囲なら20分で地雷の捜索を終えられる。Apopoによると、この広さを1人の人間が捜索しようとすると1~4日かかるという。
(中略)
地雷撤去の非政府組織(NGO)「HALOトラスト」によると、カンボジアでは1979年以降、6万4000人以上が地雷で死亡し、2万5000人が義肢の使用を余儀なくされた。同国の地雷の多くは、1970~80年代の内戦で敷設されたもの。
なるほど、体が軽いから地雷を踏んでも爆発させない、というのはいいですね。



AS IT IS
World Becoming Less Accepting of Migrants, Poll Finds
September 26, 2020


ギャラップ社が世界各国で行った移民に対する受け入れ度調査の結果についての記事。

A new opinion study shows the world is growing less accepting of migrants. The latest version of the Migrant Acceptance Index was released Wednesday by Gallup, an American company known for its public opinion research.(新しい意見調査は、世界が移民をだんだん受け入れなくなりつつあることを示している。「移民受け入れ指数」の最新版がギャラップ社によって水曜日に発表された。同社は世論調査で知られるアメリカ企業だ。)

North Macedonia, Hungary, Serbia and Croatia were at the top of Gallup’s list of least-accepting countries. Several South American countries also became clearly less welcoming of migrants, the poll found.(北マケドニア、ハンガリー、セルビア及びクロアチアが、ギャラップの「受容度が最も低い国」リストの最上位だった。南米のいくつかの国も明らかに移民を歓迎しなくなったことが世論調査で判明している。)

Scores for the latest Migrant Acceptance Index go from zero to nine, with a higher number meaning greater acceptance. Gallup reports a decrease from 5.34 to 5.21 between 2016 and 2019.(最新の「移民受け入れ指数」の点数は0から9であり、数字が大きいほど広く受け入れられていることを意味している。ギャロップは、2016年から2019年の間に点数が5.34から5.21に低下したと報告している。)

指数の低下が大きかった国は、

Countries that saw some of the biggest score drops have taken in millions of Venezuelans fleeing their country’s humanitarian crisis. The largest changes came from Ecuador, Peru and Colombia.(最も大きな点数の低下が見られたいくつかの国は、自国の人道的危機から逃れてきた何百万人ものベネズエラ人を受け入れていた。最大の変化が生じたのはエクアドル、ペルーそしてコロンビアだ。)

Peru's score fell from 6.33 in 2016 to 3.61 in 2019. The number of Colombians who said it was a good thing that migrants lived in their country dropped from 61 percent to 29 percent.(ペルーの点数は2016年の6.33から2019年には3.61に低下した。移民が自国に住んでいるのは良いことだと回答したコロンビア人の数は61%から29%に減少した。)

一方で受容度が高い国は、

Canada, Iceland and New Zealand were among the most welcoming countries, Gallup found.(カナダ、アイスランド及びニュージーランドが「最も歓迎している国」であることをギャラップは明らかにした。)

Ray noted that the United States, which was sixth in the index, also has a welcoming position toward migrants..(レイ氏は、指数で6位だった合衆国も移民に対して歓迎する姿勢であると述べている。)



ARTS & CULTURE
Smallest Rubik’s Cube Ever Goes on Sale in Japan
September 25, 2020


日本で極小サイズのルービックキューブが発売されるという記事。

An extremely small Rubik’s Cube has gone on sale in Japan for 198,000 yen, or about $1,900.(極めて小さなルービックキューブが日本で19万8,000円すなわち約1,900ドルで販売されている。)

Advertised as a “super-small” Rubik’s Cube, it was created to mark the 40th anniversary of the box-shaped puzzle in Japan.(これは「極小」ルービックキューブとして宣伝されており、箱型パズルの40周年を記念して日本で作成された。)

The cube measures just 9.9 millimeters by 9.9 millimeters, and weighs 2 grams.(この立方体の大きさはわずか9.9ミリ×9.9ミリで、重さは2グラムだ。)

The puzzle is made of metal and comes with a box for its display, says MegaHouse Corporation, a business of Japan’s Bandai Company.(パズルは金属製で、展示用の箱が付属していると、日本のバンダイ社の子会社である株式会社メガハウスは話している。)

The Rubik’s Cube is very small but playable. People can buy it now and expect shipment beginning in December.(このルービックキューブは非常に小さいが、実際に遊ぶことが出来る。購入は今できて、出荷は12月に始まる見込みだ。)

Erno Rubik of Hungary invented the Rubik’s Cube in the 1970s. At the time, he was an architecture professor. An American company, Ideal Toys, turned the puzzle into a hit product in the 1980s. It was an immediate hit in Japan, where more than 4 million were sold in the first eight months after it went on sale in July 1980. By 1982, more than 100 million Rubik’s Cubes were sold worldwide.(ハンガリーのエルノー・ルービックが、1970年代にルービックキューブを発明した。当時、彼は建築学の教授だった。アメリカ企業のIdeal Toys社が1980年代にこのパズルをヒット商品に変えた。日本でもすぐにヒットし、1980年7月に売り出されてから最初の8か月間に400万個以上が販売された。1982年までに全世界で売れたルービックキューブは1億個以上だ。)

関連する日本語の記事をいくつか紹介しておきます。ニュースイッチというサイトから、

一部引用すると、
世界最小ルービックキューブ発売の裏に町工場の力―。バンダイの子会社、メガハウス(東京都台東区、榊原博社長、03・3847・1740)が発売した9・9ミリメートル角のルービックキューブ(写真)は、精密金属加工の入曽精密(埼玉県入間市)が製造を請け負った。0・1ミリメートル角のサイコロを製造した実績も生かし、実際に動かして楽しめる商品に仕上げた。
もう一つ、livedoor NEWSから、

一部引用すると、
 バンダイの子会社であるメガハウスは23日、東京・麻布十番のハンガリー文化センターで行われた『ハンガリーの至宝「ルービックキューブ40周年展」』内覧会で、世界最小の0.99センチのルービックキューブ『極小ルービックキューブ』のお披露目を行った。実際に販売も行われる。
(中略)
 パラノビチ・ノルバート駐日ハンガリー特命全権大使は「最初は『マジックキューブ』という名前でしたが最終的に『ルービックキューブ』という名前を選んで私はうれしい。『ハンガリアンルービックキューブ』という名前だったら、もっとうれしかった」とハンガリアンジョーク。「私どもの国は小さく地味ですが潜在的な可能性を秘めています。キューブの発明や創意工夫にあふれています。日本をキューブの第2のふるさとにしたい」と母国をアピール。駐日ハンガリー大使公式ツイッターで、ルービック氏のサイン入りルービックキューブが当たるキャンペーンを行うことも発表していた。
 『ハンガリーの至宝「ルービックキューブ40周年展」』は、あす24日から11月9日まで、同所で。



AS IT IS
Gay Marriage Up 70% in US Since Legalization
September 24, 2020


アメリカで同性婚が増えているという記事。

Same-sex marriages now make up a half a million American households, five years after the Supreme Court legalized such relationships.(最高裁判所がそうした関係を合法化してから5年がたち、同性間の結婚は現在、アメリカの家庭のうち50万世帯を占めている。)

The U.S. Census Bureau reported last week that the number of married same-sex households has increased by almost 70 percent since 2014. The numbers are based on the Census Bureau’s American Community Survey.(合衆国国勢調査局は先週、結婚している同性世帯の数が2014年以降に70%近く増加したと発表した。この数値は、国勢調査局のAmerican Community Surveyに基づいている。)

The survey found that about 980,000 households in the country belong to same-sex couples. It showed 58 percent, or a little more than 586,000, as married. The other 42 percent lived together outside of marriage.(調査によって国内の約98万世帯が同性カップルであることが判明した。同調査によれば、その58%つまり58万6,000世帯余りが結婚しており、他の42%は結婚せずに一緒に暮らしていた。)

The study found that same-sex married couples generally earned more money, with average earnings of about $107,000 a year. That compares to almost $97,000 for opposite-sex couples. Among same-sex marriages, male couples earned more than female couples -- $123,646 compared to $87,690.(調査報告書によると、同性婚のカップルは全体的に収入が多く、平均収入は年約10万7,000ドルだった。それに対して、異性のカップルはほぼ9万7,000ドルだった。同性婚の中では、男性カップルの方が女性カップルよりも高収入だった。前者は12万3,646ドルで、対して後者は8万7,690ドルだ。)

Separate survey results also released Thursday show that almost 15 percent of same-sex couples had at least one child under the age of 18. The same is true of a little more than 48 percent of opposite-sex couples.(異なる調査結果も木曜日に発表されたが、それによると、同性カップルのほぼ15%に18歳未満の子供が少なくとも1人いることが示されている。異性カップルでは48%強が同様である。)

同性うんぬんよりもまず、平均世帯年収が約1,000万円とか1,200万円という金額の高さに驚きました。厚生労働省の「2019年 国民生活基礎調査の概況」によると、「各種世帯の所得等の状況」は 
2018(平成 30)年の1世帯当たり平均所得金額は、「全世帯」が 552 万 3 千円となっている。また、「高齢者世帯」が 312 万 6 千円、「高齢者世帯以外の世帯」が 659 万 3 千円、「児童のいる世帯」が 745 万 9 千円となっている。
だそうです。「単身世帯以外」というデータは見つかりませんでした。

日本の同性婚に関する記事を二つ紹介しておきます。YAHOO! JAPANニュースから、

もう一つはBBC日本語版から昨年の記事。


以下、ギャラリー用写真
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