6 Minute English
Comfort Food
EPISODE 210107 / 07 JAN 2021


[前書き]

ケーキにチョコレートにポテトチップス! ホッとする食べ物が指しているのは、たとえそれが必ずしも身体によくなくても、口いっぱいに頬張りたくなるおやつや食事のことです。ロブとニールは、ホッとする食べ物と、実のところ何がそれを食べたくさせるのかについて話をします。

[台本]

ニール:こんにちは。この番組は BBC Learning Englishがお送りしている 6 Minute Englishで、僕はニール。

ロブ:そして僕はロブ。

ニール:君がまた、ビスケットを貪り食べているのを見掛けたよ、ロブ。

ロブ:ああ、食べてたよ、ニール。手早く簡単なお菓子なら、ビスケットに噛り付くのに勝るものはない。食べればいい気分になれる。食べ過ぎない限りはね!

ニール:つまりビスケットは君の「食べる慰め」って訳だ。慰めになる物とは、くつろいだ、いい気分にさせてくれる物のこと。言い換えれば、それが君のホッとする食べ物で、その話を僕らは今回の番組ですることになっている。

ロブ:そう。ビスケットのようなホッとする食べ物とは、口一杯に詰め込みたくなる軽食や料理のこと。たとえそれが身体にいいとは限らなくても。実のところ、何がそうしたシロモノを食べたくさせるのかを、僕らは議論することになっている。

ニール:でも、質問を堪能してはいかがかな、ロブ? 合衆国出身のパトリック・バートレッティは、クリーム入りのビスケットを1分間で一番たくさん食べるギネス世界記録の保持者だ。でも、彼がビスケットをいくつ食べたか知っているかな? それは…

a) 2個
b) 7個、それとも
c) 15個?

ロブ:そうだな、僕がビスケットを食べる技能から考えると、15個じゃないかな。全部飲み込まないといけなかったのかにもよると思うけど。

ニール:そこはよく知らないけれど、でも、答えは後程明らかにしよう。さて、ビスケットやアイスクリーム、ポテトチップス、ピザなどはどれもホッとする食べ物の良い例だ。つまみ食いしやすくて、調理技術を多く必要としない。「調理の」とは、料理に関連したという意味。

ロブ:うーん、まぁそれは筋が通っている。でも、この「楽な」食べ物を追い求めるよう僕らを急き立てる他の何かがあるはずでは?

ニール:心理学者のシエラ・ゲイブリエルによれば、それは思い出や情緒的な経験なんだ。彼女はBBCワールドサービスのポッドキャスト番組「食物連鎖」で話していて、曰く、彼女のホッとする食べ物はマカロニ・アンド・チーズで、それが記憶を呼び戻すのだ…。

シエラ・ゲイブリエル、心理学者
私の人生のある時点で、そうした料理は私の為に作られたり私と分け合っていたものです。私のことを大切にしてくれて、私を愛してくれて、私の面倒を見てくれた人の手によって。ですから、それらは私が若い頃に食べていたもので、私がそうした料理と結び付けているのは、何ていうか、面倒を見てもらっているという感覚なのです。そしてそのつながりは強固です。食べ物との結び付きはとても強いのです。ですから、そうした料理を食べることによって、その連想を活性化することが出来て、私自身に前向きな感情や受け入れられているという感覚を湧き上がらせるのです。

ニール:…なので、多くの人と同様にシエラはある種の料理を食べることを、若い頃からの過去の経験と結び付けている。「結び付ける」とは、心のなかで何かと関連付けるという意味。

ロブ:そしてこうした食べ物と記憶の結びつきはとても頑丈だ。僕はビスケットを食べると、放課後におやつとしてそれを食べていたのを思い出すことを知っている。

ニール:で、シエラが説明しているのは、ホッとする料理を食べることでこうした思い出を活性化させた時に、いかにして前向きな気持ちのほとばしりを、つまり突然で強い感情を得るのかだ。

ロブ:そして活性化されるのは思い出だけじゃない。僕らに沸き起こる感情もだ。その食べ物を初めて食べた時に幸せだったのなら、きっと、それをもう一度食べた時にも幸せな気分になるんだ。

ニール:いつもそう単純ではないよ、ロブ。炭水化物や糖分、塩分がたっぷりな食べ物をガツガツ食べると後ろめたくなることがある。でも人は自分の心が前向きな感情を引き起こそうと、つまり始めようとしていることに気付かない。そうするためにその食べ物を人に食べさせるんだ。

ロブ:「食物連鎖」のポッドキャストでは、この点をさらに詳細に掘り下げている。だが興味深いのは、このホッとする食べ物が普遍的ではないことだ。これに相当する語句がない言語もある。

ニール:いい指摘だね。そしてそれは料理記者のジェニー・リンフォードが話していることでもある。ここで、なぜそうなのかの彼女の見解だ…

ジェニー・リンフォード、料理記者
イタリア人の友人と話すと、いや、彼らには「ホッとする食べ物」という語句がないのだと気付きました。それはある種、的外れなのだと思います…。ホッとする食べ物について尋ねたイタリア人の友達は、彼らはただ、私にこう言いました。えー、料理はいつだってホッとするし、常に喜びであり、楽しいものだと。なので、とても興味深いことに、えー、この「ホッとする食べ物」という発想は万国共通ではありません。それは実のところ、かなり微妙な違いがあるのです。

ロイ:つまりジェニーのイタリアの友人によれば、食べ物はどれも癒しと喜びをもたらしてくれる。特定のホッとする食べ物について話をするのは見当違いなんだ。それは重要ではなかったり、議論に関係がないこと。

ニール:そう。彼女はホッとする食べ物という概念はとても微妙で、どこの出身かで決まると考えている。つまりそこには小さいが大事な差異があるんだ。

ロブ:なら、もしかすると僕らは、どんな食べ物を食べることでも、喜びや暖かさや幸せや癒しがもたらされ得るという事実に安心すべき、あるいはあまり気を悪くしないべきなのかもしれない。なので君さえよければ、ビスケットをもう一個食べようかと思うんだけど。

ニール:君は合衆国出身のパトリック・バートレッティの記録を破る気なのかい? 先ほど僕は、1分間でクリーム入りのビスケットを一番多く食べるギネス世界記録を彼が持っていると話した。でも、何個のビスケットを彼は食べたのだろう? それは…

a) 2個
b) 7個、それとも
c) 15個?

ロブ:15個食べたと僕は思ったんだけど、合っていたかな?

ニール:残念、ロブ。彼が食らったのは1分間でたったの7個だった。君なら彼に勝てるんじゃない? でもそうする前に、議論してきた語彙をいくつかおさらいしよう。

ロブ:いいとも。僕らはホッとする食べ物について話してきた。それはいい気分になれる食べ物だ。そしてそれを'comforter'と表現した。くつろいだ、いい気分にしてくれる何かのこと。

ニール:'culinary'も話に出てきた。料理に関連した。

オブ:それから'associated'。その意味は、心の中で何かと結び付けている。

ニール:'irrelevant'な何かは、重要ではなかったり、行われている議論に関係がない。

ロブ:そして'nuanced'な何かには、小さいが重要な違いがある。

ニール:最後に、何かで'take comfort'した時に、違う何かが原因でさほど気分が悪くなることはない。

ロブ:ではニール、時間は無くなったけれど、ウェブサイトの bbclearningenglish.com.に、楽しむべき 6 Minute Englishの番組がもっと沢山あると知ることに慰めを見出すことにしよう。

ニール:アプリストアから無料でダウンロードできるアプリもあります。そしてもちろん、ソーシャルメディアのあちこちにも登場しています。

ロブ:お聞きいただき、ありがとう。じゃあね。

ニール:さようなら。

[ノート]

Introductionの文章がちょっと書き換えられている。なぜ完成させてからupしないのか。

Comfort food:食べるとホッとする料理、心の安らぐ食べ物、元気の出る料理、幸福感を与える食物、ホッとする味、おふくろの味
参考:コンフォート・フード (Comfort food) は、食べた者に郷愁あるいはなにがしかの感傷(幸福感や安心感であったり、特別な価値または意味)を呼び起こす食品を指し、高カロリー、高炭水化物、あるいは調理が簡単といった要素で特徴づけられることもある。食べたときに感じる郷愁は、個人に特有のものである場合もあれば、文化に特有である場合もある。コンフォート・フードは、日本語の「おふくろの味」や「懐かしの味」、「郷土料理」または「家庭料理」、あるいは「ソウルフード」の概念を含む言葉である。(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
comfort:安楽、心地良さ、快適さ、ホッとした気持ち、癒し、慰め、癒してくれる物
snack:軽い食事、軽食、おやつ、間食
meal:食事、食べ物
like to:~したい、~するのが好きである
stuff one's faces with:~を口いっぱい頬張る、口一杯に詰め込む
stuff:詰める、詰め込む、がつがつ食べさせる
actually:実際に、本当のところは、実は、実のところ
makes us eat it.:(ちょっと意訳)

I see:(現在形でいいのか?)
tuck into:押し込む、腹いっぱい食べる、たらふく食べる、ガツガツ食べる、貪り食う
can’t beat a bite on a biscuit:(訳に自信なし。文脈からの憶測)
beat:打ち負かす、打ち砕く、やっつける、参らせる
例文beat the competition:競争相手に打ち勝つ、競争相手を打ち負かす
例文nothing beats:~が一番良い、~は最高である
bite on:~を噛む
quick:迅速な、速い、即座の、素早い、手っ取り早い、簡単な
例文quick and inexpensive way:手っ取り早くて安上がりな方法
例文quick and easy method:手早く簡単な方法
sweet treat:お菓子、甘いもの
make someone feel good:人をいい気分にさせる
as long as:~である限りは
‘edible comforters’:(訳に自信なし。)
edible:食べられる、食用の
comforter:慰めるとなる物、慰める人
make someone feel relaxed:人にくつろいでもらう、人をリラックスさせる
relaxed:くつろいだ、のんびりした、落ち着いた
Put another way:言い換えれば
biscuit:ビスケット
stuff:<名詞>物、代物、物事、事柄、材料
how about:~してはどうですか?、~はどうですか?、~はどうだろう、~はいかが?
feast on:~を大いに楽しむ、堪能する
feast:ごちそうになる、大いに楽しむ
Patrick Bertoletti:Patrick "Deep Dish" Bertoletti is an American competitive eater from Chicago.(英語版Wikipediaより)
from:~の出身の
hold the record:記録を保持している
cream-filled:クリームたっぷりの、クリームをいっぱい詰めた、クリーム入りの
based on:~に基づいて、~を根拠にして
I would say:私の考えでは~だと思う、私の推測では~だろうと思う、私の意見では~
depend:~によって決まる、左右される
swallow:飲み込む、飲む下す
as well:おまけに、その上、なお
sure about:~を確信している、~に確信を持っている
reveal:見せる、公開する、明らかにする、暴露する
later on:後で
crisps:ポテトチップス
good example:好例、良い例
snack on:~の軽食をとる、軽食として~を食べる、つまむ
例文snack on cookies:軽食としてクッキーを食べる、クッキーをつまむ
require:必要とする、要求する、義務付ける
culinary:料理の、台所の
例文professional culinary skills:プロの調理技術
relate to:~に関連している、~に関わる
cooking:料理、加熱調理
make sense:意味をなす、道理にかなう、うなずける、筋が通っている、当然である、つじつまが合う
urge:促す、要請する、勧める、求める、呼びかける、強いる、急き立てる、迫る
seek out:追求する、見つけ出す、探し求める、探し出す、求める
‘easy’ food:(訳に自信なし。'easy'は作るのが簡単と、心地良いをかけているのかな?)
easy:たやすい、容易な、安易な、簡単な、心地良い、心が休まる
psychologist:心理学者
Shira Gabriel:PhD / Associate Professor 大学のサイトより
it’s about A:それはAのことだ
memory:記憶、思い出
emotional experience:精神的な経験、感情面での経験
emotional:感情の、感情的な、強い感情を引き起こす、心を刺激する、情緒的な
The Food Chain:食物連鎖
podcast:ポッドキャスト(英: Podcast)とは、インターネット上で音声や動画のデータファイルを公開する方法の1つであり、オーディオやビデオでのウェブログ(ブログ)として位置付けられている。インターネットラジオ・インターネットテレビの一種である。(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
BBC World Service:BBCワールドサービス(英語: BBC World Service)とは、イギリスの英国放送協会(BBC)が海外向けに放送を行っている国際放送のことである。(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
macaroni and cheese:マカロニ・アンド・チーズ(macaroni and cheese, macaroni & cheese)は、茹でたマカロニに塩味の効いたチーズソースを絡めたグラタン料理の一種。手軽に作れるとあって、アメリカ及びイギリスでは家庭料理として普及しており、特に子供に人気が高く、「マッケンチーズ(Mac'n Cheese)」の愛称で親しまれている。アメリカの殆どの学食のメニューにも載っている定番料理である。(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
bring back:戻す、返却する、連れ戻す、連れて帰る、呼び戻す、思い出させる
例文This brings back memories. : 懐かしいなあ
At some point:ある時点で、いつか、ある時期に
share with:分け合う、お裾分けする
例文I'll share my food with him. : 彼と食べ物を分けます。
care about:~を大切にする、~を大事に思う、~を気にする、~を気に掛ける、~を心配する、~に関心がある、思いやる
take care of:~の世話をする、~の面倒を見る、~を保護する
have:(ここでは)~を食べる、~を飲む
in youth:若い時に、若い頃に、青春時代に
youth:青年時代、青春時代
I’ve associated with them, sort of, those feelings of being taken care of.:(訳に自信なし。I’ve associated those feelings of being taken care of with them.だと解釈している。)
associate ~ with:~と…を結び付ける、…で~を連想する
associate with:関係している、関連がある、結び付く、付き合う
sort of:~のようなもの、~みたいな、~めいた、一種の
association:つながり、関連性、連関、連想
activate:活性化する、活発にする、活気を与える、盛んにする、促進する
a rush of:~の殺到、押し寄せる、あふれる、ほとばしる、湧き上がる
positive feeling:好意、好感、肯定的な感情、前向きな気持ち
sense of:~という感覚、気持ち、~感
acceptance:受容、受け入れ、容認、承認、賛同、受け入れられること
associate:結び付ける、結合させる、結び付けて考える、関連付ける、関連させる
certain type of:ある種の、特定の種類の
past experience:過去の経験
past:過去の
from youth:若い頃から
make a connection with:~とつながりを持つ、~と関連付ける、~と結び付ける
remind A of B:AにBのことを思い出させる
after school:放課後、学校が終わってから
treat:おやつ、ごちそう、もてなし
how we get a rush - a sudden and strong emotion - of positive feelings:(訳に自信なし。)
get a rush of:(辞書的に見つからず)
rush:<名詞>殺到、ほとばしり、奔出
sudden:突然の、いきなりの、唐突な
emotion:感情、興奮、感性
first time:最初~した時は
then hopefully:(訳に自信なし。)
hopefully:願わくは~だといいんだが、できれば、望むところは、うまくいけば、きっと
that:<副詞>そんなに、それほど
high in:が多い、を多く含む、が豊富に含まれている
例文high in calcium:カルシウムが多い
carbohydrate:炭水化物
feel guilty:罪の意識を感じる、罪悪感を覚える、後ろめたさがある、後ろめたく思う、気がとがめる、やましいと思う
guilty:有罪の、後ろめたい
realise:〕~に気付く、~を悟る、~を自覚する、~を実感する、実現する
trigger:引き金を引く、発射させる、動作させる、始動させる、引き起こす、もたらす
positive emotion:前向きな気持ち、肯定的感情
it’s making us eat that food to do so.:(訳に自信なし。'it'は何だろう?)
explore:探る、調査する、検討する、検証する
in more detail:さらに詳細に、もっと詳しく
detail:詳細、細部、細目
例文explore ~ in more detail in this section:この節で~を詳しく掘り下げる
universal:世界中の、万人の、普遍的な
comparable:比較できる、同等な、匹敵する、相当する
phrase:言い回し、言葉、語句、表現、フレーズ
good point:良い点、長所、良い指摘
food writer:料理本の著者、料理記者
Jenny Linford:この人かな
theory:学説、理論、持論、見解、意見
irrelevant:無関係の、見当違いの、的外れの、不適切な、重要でない、無意味な
look you know:(訳に自信なし。)
pleasure:楽しみ、喜び、満足
joyful:うれしい、うれしそうな、楽しい、喜んでいる
idea:考え、着想、アイデア、発想、思い付き
it’s actually quite nuanced.:('nuanced'の訳に自信なし。)
nuanced:微妙な、繊細な
例文nuanced view:微妙に異なる見解
bring comfort to:安らぎをもたらす
specific:特定の、特有の、固有の、個別の
have no connection with:~と関係がない、関わりがない
concept:概念、観念、考え、意見
depend on:~によって決まる、~次第である
from:~の出身である
maybe:もしかすると、ひょっとすると、ことによると、あるいは、~かもしれない
feel bad about:~で気分が悪い、~で気を悪くする、~を不愉快に思う
fact:事実、真相、現実、実際
bring joy:喜びをもたらす
warmth:暖かさ、暖かみ、優しさ、真心
happiness:幸福、幸せ
mind:~を嫌だと思う、~が気に障る
munch on:ムシャムシャ食べる、モグモグ食べる
beat a record:記録を打ち破る、更新する、塗り替える
mention:言及する、述べる、触れる、話に出す、口にする
scoff:ガツガツ食う
recap=recapitulation:要約
describe:述べる、言い表す、説明する、表現する
feel relaxed:くつろぐ、落ち着く、リラックスしていると感じる
take place:行われる、起こる、開催される.
Finally:最後に
take comfort in:~に慰めを見いだす、安らぐ、安心する、慰められる
out of time:時間がなくなって
for free:無料で
all over:全体にわたって、一面に、至る所を、くまなく
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いい写真だ。