AS IT IS
Asian Farmers Battle New Bird Flu Outbreak
January 17, 2021
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アジアのいくつかの国では、養鶏農家が深刻な鳥インフルエンザの流行と戦っている。

インフルエンザの症例数が最も多いのは日本と韓国だ。両国では11月以降、2,000万羽以上のニワトリが処分されている。

この病気の発生は、過去2ヶ月間に日本の広い範囲で報告されている。東京に近い千葉で症例の報告があり、一方で1,000キロ以上離れた九州という島でもこの病気の報告が出ている。農水省の当局者は、新たな症例は今も発生し続けていると述べている。

「鳥インフルエンザが更に蔓延するリスクが低下したとは言えません。なぜなら、野鳥の渡りの季節は3月まで、場合によっては4月まで続くからです」と当局者はロイター通信に話している。

日本や韓国で発見された症例は、2019年に欧州各地に広まったウイルスに似ている。このウイルスは2014年に起きた広範囲な感染から進化したものだとフィリッピ・クレースは述べている。彼は国連の食糧農業機関(FAO)に所属する動物疾病の専門家だ。

鳥インフルエンザは、一年のこの時期にアジアではよく起きることであり、その原因は渡り鳥の移動にある。現在、新しい型のウイルスは進化し、野鳥の致死率は悪化している。このことが、渡りの経路上にある国々を危険にさらしていると専門家は話している。

危機に直面するインドとインドネシア

先週、H5N8亜型のウイルスがインドで確認された。同国は世界第6位の養鶏国だ。鳥インフルエンザは既にインド国内10の州で報告されている。

「今回は、インド史上最悪の流行の一つです」とモヒンド・オベロイは述べている。彼は動物衛生の専門家で、FAOの元顧問でもある。長距離を飛行できるカラスが病気にかかっていることに対する多大な社会的不安が存在すると彼は付け加えた。「カラスが遠くまで飛ぶことを人々は知っており、カラスから飼っている家禽や、人間にさえ感染するのだと人々は考えています」。

インドの鶏肉の価格は先週、3分の1近く下落した。それは、人々がこの病気をますます怖がるようになり、鶏肉を避けているからだ。

鳥インフルエンザは、鶏肉を食べた人に感染することはなく、またH5N8亜型のウイルスがこれまでに人に感染したことは知られていない。が、それでも人々はおびえていると、ウダフ・アハイは述べている。彼はインド西部の都市、ナーシクに本拠を置く養鶏企業アナンダ・アグロ・グループの会長だ。

インドネシアはアジアで第2位の養鶏国だ。同国は野鳥にとっては一時的な通過地点に過ぎない。この事は感染のリスクを低下させていると同国農務省の当局者は述べている。

しかしそれでも、インドネシアはH5N8亜型の症例が出ている国からの生きた鳥の輸入禁止へと動いており、またウイルスの初期の兆候を見つけるための監視体制を整えている。

東南アジアには野鳥の主要な渡りの経路がないため、ベトナムやラオス、カンボジアといった国々では、これまでのところH5N8亜型の感染は起きていない。こうした国々もしかし、人や物の移動によるリスクに直面する可能性はある。

アジアでの流行は、世界がCOVID-19の大流行に直面している時に起きている。それは早い段階で鶏肉の売上に損害を与えた。しかし新型コロナの大流行はまた、鶏肉の需要を押し上げてもいる。それは、ウイルス関連の規制に直面しているために家庭料理を始めた人が増えたためだ。

ブライアン・リンでした。

[ノート]
Asian Farmers Battle New Bird Flu Outbreak:アジアの農家、新型鳥インフルエンザの流行と戦う(タイトル訳は改変)

bird flu:鳥インフルエンザ(とりインフルエンザ、英語: Avian influenza, Avian flu, bird flu)とは、A型インフルエンザウイルスが鳥類に感染して起きる鳥類の感染症である。トリインフルエンザとも表記される。また、鳥インフルもしくは鳥フルと略称されることがある。なお俗に、これらの原因となる鳥インフルエンザウイルスのことを略して鳥インフルエンザと呼ぶこともある。(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
over a wide area:広範囲にわたって
fresh:新鮮な、出来立ての、新たな、斬新な
diminish:減少する、小さくなる、下落する、落ちる、衰える、減退する
migration:移住、渡り、回遊
wild bird:野鳥
develop:成長する、発育する、発達する、発展する、生じる、進化する
widespread infection:感染の広がり、広範囲にわたる感染
widespread:広がった、及んでいる、まん延した
infection:感染
Filip Claes:この人かな
Food and Agriculture Organization (FAO):国連食糧農業機関
common:よく起こる、日常的な、普通の、どこにでもいる、ありふれた
migratory bird:渡り鳥
movement:動き、運動、活動、行動、移動
form:種、種類、型、タイプ、形態
evolve:発達する、進化する
deadly:致命的な、致死の、命取りの
put at risk:危険にさらされる
flight:飛行、飛ぶこと、群れ、集団行動、渡り
pathway:小道、歩道、通路、進路、経路
H5N8:インフルエンザウイルスの中で鳥類に感染するのはA型であり、抗原型では (H1~H16) × (N1~N9) と多くの組み合わせがある。(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
poultry producer:養鶏業者、食用家禽類の生産業者
poultry:家禽、飼っている鳥類、鳥肉、鶏肉
Mohinder Oberoi:この人かな
advisor:忠告者、助言者、勧告者、相談役、顧問
public fear:社会不安、国民の不安
crow:カラス
far:遠く離れて、遠くに、遠くへ
infect:~に感染させる
Chicken:ニワトリ、鶏肉、チキン
third:(ここでは)3分の1の
increasingly:ますます、どんどん、だんだんと、次第に
fearful of:~を恐れている
fearful:恐ろしい、ものすごい、ゾッとする、ひどい、おびえている、心配そうな
stay away from:~から離れている、~を避ける
Uddhav Ahire:この人かな
chairman:議長、委員長、司会者、会長
Anand Agro Group:この会社
poultry company:養鶏会社
Nashik:ナーシク(Nashik)は、インド・マハーラーシュトラ州北西部の都市である。人口115万人。ナシク、ナシークとも表記する。ヒンドゥー教の聖地の一つで、ワーラーナシー(バラナシ)と並ぶ聖地となっている。(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
temporary:一時的な、当座の、仮の、はかない
transit point:乗り継ぎ地点
transit:通過、通行
reduce:少なくする、減らす、縮小する
move to:~に移動する、~に引っ越す、~に移転する
例文move to a diplomatic break:外交断絶に進む
例文move to ease trade friction:貿易摩擦解消へ動く
ban:~を禁じる、~を禁止する
set up:築く、支度する、手はずを整える、手配する、設立する、設置する、結成する、創設する、開設する、組織する、設営する
surveillance:監視、監督、見張り、偵察、張り込み、調査、査察、観察
look for:探す
early sign:初期の兆候
so far:今までのところ
as:(ここでは)~するときに、と同時に、しながら、の間
hurt:傷つける、~に損害を与える、~に害を及ぼす
early on:早い時期に、早い段階で、早くから
drive up:押し上げる、拍車を掛ける
restriction:制限、制約、規制
turn to:~の方を向く、~に取り掛かる、~を始める、~に変わる
home cooking:家庭料理

関連する日本語の記事を4つ紹介します。千葉の鳥インフルについて、読売新聞から、

九州の鳥インフルについて、南日本新聞から、

韓国について、聯合ニュースから、

でも実は欧州でも猛威を振るっており、AFP-BBから、