The English We Speak
笑いものにする
Episode 160209 / 09 Feb 2016


[要約]

ロブはサルの衣装を着るように頼まれたのですが、それはどうやら誰かにひどく「making a monkey out of him」されたようなのです!  それは、どういう意味でしょう。そして誰かさんはなぜサルのようにお馬鹿さんなのでしょうか?  運よく、リーが上手な説明でロブの気分をスッキリさせます。


[台本]

リー:こんにちわ、The English We Speakへようこそ。私はリー…


ロブ:そして、ハロー、僕はボブ。


リー:悪いけど、良く聞こえないわ。


ロブ:この頭を取りさえすれば…、これで良く聞こえるようになった? ハロー!


リー:良くなったけど、どうして等身大のサルの衣装を着ているの、ロブ?


ロブ:それはねリー、友達から、今朝開かれた彼の息子の誕生パーティーで着てくれと頼まれたんだよ。彼の息子はサルが大好きなので、サルに会えれば誕生日が本当に素晴らしいものになるだろう!


リー:なるほど、それはとても優しいわねロブ。で、パーティーはどうだったの?


ロブ:さぁそこが問題なんだよ。ご覧の通り僕はサルの衣装を着て、バスでロンドンを横断し、で、パーティーはなかったんだよ!


リー:ハハ、パーティーはなかったですって! 友達はあなたのことをからかったんでしょう!


ロブ:僕のことをからかう? そう、それはとてもいい表現だ。友達は僕のことを滑稽に見せようとしたとか、恥をかかせようとした、という意味だね。


リー:間違いなくそうよ! この表現が使われている例をいくつか聞いてみましょう…


[例]
マリーは僕のことを笑いものにしたんだよ。彼女の親友をデートに誘うように言ってきたのに、彼女はノーだって!
私の彼は、パーティーではいつも酔っぱらってバカなことしている。
シドは、ポールにパーティーにはスーツを着てくるように言って恥をかかせた。他のみんなはジーンズで来たのに!


リー:なので 'making a monkey out of someone' は、良いことではありません。あるいは 'making a fool out of someone' とも言います。それでロブ、あなたは友達にからかわれて怒っているのね?


ロブ:そう、その通り! この表現は、サルのような衣装を着ている人だけに使われるのではありません。おろかだったり滑稽に見える状況ではいつでも使えます、僕のようにね。でもリー、この表現が人をサルにたとえるのは、サルが馬鹿なことをしているように見えるからだろう、違うかい?


リー:いえいえ、中国文化ではロブ、サルは賢い動物と考えられて、しばしば賢明な人に例えられるのよ。


ロブ:本当に? じゃあ、それならこのサルの衣装をもう少し着ていようかな。僕はどんな風に見える? 賢そう? 頭良さそう?


リー:とっても賢そう。それにとてもカッコいいわよ。


ロブ:どうもありがとう!


リー:じゃあね


ロブ:バイ


[ノート]
literally:文字通り・嘘でなく・本当に
compare to:比較する・対照する・たとえる
words of wisdom:名言・賢い教え
feel better:気が晴れる・すっきりする
take off:脱ぐ・外す・取る
life-size:実物大の・等身大の life-size monkey costume:サルの着ぐるみってことですね
That's very kind of you:ご親切にありがとう
As you can see:ご覧の通り
travelle across:横断する
To make a monkey out of:だます、~をばかにする、笑いものにする、からかう
look foolish:顔をつぶす・おろかに見える・こっけいに見える
humiliate:恥をかかせる・屈辱を与える
certainly:確かに・間違いなく
in action:活動中の・作動中の
ask someone out on a date:デートに誘う(go out on a date:デートする)
apply to:当てはまる・適用される
ridiculous:ばかげた・おかしな・滑稽な
fool around:ばかなまねをする・おどける・ふざける
in that case:もしそうなら・その場合
smart:頭のよい・気の利いた


サルの着ぐるみを家から着て出発し、パーティーがないと知った後も着続けているロブがキュート