The English We Speak
白々しい嘘をつく
Episode 160216 / 16 Feb 2016
[要約]
ニールはロンドンマラソンで優勝したのでしょうか? それとも、ただ映画を見に行っただけ? 信じられるのは誰? 誰かは嘘をついているようです… 嘘についての便利な表現を番組の中で学んでください。
[台本]
ヘレン:こんにちは、The English We Speakへようこそ。私はヘレン。そして今日一緒なのはロブです。
ロブ:こんにちは。ねぇ、ニールのグッドニュースを聞いたかい?
ヘレン:いいえ、何があったの?
ロブ:実は、彼はロンドンマラソンを走って、優勝したんだよ!
ヘレン:それはありえないわ。
ロブ:いや、信じがたいのはわかるけど、彼はとても厳しい練習をしてきた、すごく速いランナーなんだよ。
ヘレン:残念だけどロブ、彼の言ったことは真っ赤な嘘よ。彼は日曜には映画を見に行ってたの!
ロブ:え、本当に? ところで、君はぴったりの表現を使ったね。「to lie through your teeth」、これは誰かに何か、全く虚偽の話をする意味だね。
ヘレン:だからこの表現を使ったのよ! つまり彼はあなたにでまかせを教えた。
ロブ:そうなんだ、彼とはちょっと話をしようかな、でもその前に、この表現の例をいくつか聞いてみよう…
[例]
彼女が、ほぼ30歳だと言ったとき、彼女は白々しい嘘をついていると私には分かった!
ホテルでは毎日ドリンク無料という話だったのに、それは全くの嘘だった。
彼は彼女に高価な婚約指輪を買ったなどと、ぬけぬけと嘘をついた。実はカタログから選んだまったくの安物だったのに。
ヘレン:だから、「to lie through your teeth」は何か嘘をつくこと。ニールの嘘はとっぴょうしもないのに、あなたが騙されたのが信じられないわ。
ロブ:実はね、嘘をついたのは僕の方なんだ。マラソンで優勝したなんて、ニールは言ってないんだよ。これは、ニールが日曜日に本当はどこにいたか見つけ出すための策略だったんだ。そして今、君が話してくれた。彼は一人で映画に行ってたんだ! どうもありがとう!
ヘレン:あのね、正直に言うと、彼は映画に一人で行ったのではなくて私と一緒だったの。だけど、あなたを誘うのを忘れていて、ごめんなさい!
ロブ:この嘘つき!
ヘレン:これは優しい嘘なのよ。人を悪い気分にさせないためについた嘘なの。
ロブ:それは上手くいかなかったね。もう帰るよ、じゃあね!
ヘレン:あぁ、ロブ。
[ノート]
give false information:嘘を教える・デマを教える
programme(英) program(米)
come first:一番になる・競走に勝つ
To lie through one's teeth:白々しい嘘をつく・ぬけぬけと嘘をつく
perfect:完全な・理想的な・最適な
untrue:虚偽の・不誠実な・不正な
have words with:口論する・話し合いをする May I have a word with you? で、ちょっとお話したいのですがよろしいですか?
nearly:ほぼ・もう少しで (ここでの' nearly 30'がアラサー(30前後)なのか間もなく30歳(30未満)のニュアンスなのか不明)
engagement ring:婚約指輪
outrageous:無作法な・極悪な・とっぴな・風変わりな
fall for:好きになる・ひっかかる
trick:たくらみ・策略
find out:見つけ出す・解明する
on one's own:自力で・独力で・単独で
You liar!:嘘つき! 辞書的説明では、かなり強い非難や侮蔑になるらしいけど…
little white lie:優しい嘘・罪のない嘘
upset:動揺させる・苦しめる・困らせる・怒らせる 文脈で様々なネガティブな感情になりうる感じ
I'm off:文脈で、行ってきます・もう帰ります・お先に失礼します・休みです
Episode 160202では子供がいる風だったヘレン。今日はニールとデートしている。彼女はシングルマザーなのか?
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